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ビオネストグループが日本看護連盟の機関紙「アンフィニ」に載りました!

2021.11.01

日本看護連盟より2021年11月1日発行された機関紙「アンフィニ(秋冬号 NO.542)」に幣グループの訪問看護ステーション笑楽三ノ宮の藤田看護師へのインタビュー記事が掲載されました。

■インタビュー記事 出典元:日本看護連盟「アンフィニ(秋冬号 NO.542)」

ビオネストグループ本社 株式会社ビオネスト
訪問看護ステーション笑楽 三宮
藤田千裕 さん

訪問看護による治験は、被験者にとっても大きなメリットがあると思います

 

訪問看護では、「利用者様をトータルで支援すること」が大切

私が働くビオネストグループは、全国に事業所数160か所、従業員1500名規模(2021年10月現在)で医療・介護・障がい福祉事業を展開するトータルヘルスケアカンパニーです(詳細はインターネットで「ビオネストグループ」で検索ください)。
その中で、私は訪問看護部門に所属しており、勤務している訪問看護ステーション笑楽 三宮は兵庫県神戸市中央区にあります。現在、三宮エリアを中心に、東は尼崎市から、西は神戸市西区まで訪問しております。
ビオネストの訪問看護部門に入社する以前は、精神科の救急病棟で勤務しておりました。精神科の救急では、ご本人の同意なしに入院される方がほとんどで、そういった方に対し、治療の方針に基づき、「早く在宅に戻れるように」という視点で看護をしていました。
一方、訪問看護では、精神疾患をお持ちの方の「在宅で生活する力をいかに高めるご支援をするか」が一番大切だと感じています。病院では大声を出したり、暴れたりされる方でも、ご自宅ではしっかり生活できている場合もあります。そういった方を見て、病院にいる時だけで判断するのではなく、在宅時も含めて「利用者様をトータルで支援すること」が大切であると改めて気づきました。

普段聞かない「治験独特の用語」に少し戸惑い

訪問治験は8月下旬から始めました。
指示書に従って、被験者の自宅を訪問し、バイタルサインの測定、採血などを主に行います。そのあと、検体を医療機関に届けて、訪問治験1回が終了となります。
病棟で治験を行っているのは見ていましたが、在宅で治験が行われていることは知りませんでした。また、実際に治験に参加したのは、今回が初めてでした。治験に関する、知識や経験がなかったので、最初は不安でした。
治験のオリエンテーションを受け、普段聞き慣れない用語があること、臨床と治験では視点が違うと感じることもありました。たとえば、「有害事象」という言葉も、研究においては、当たり前の用語であっても、どういうことを指すのかが当初、理解出来ておりませんでした。もちろん、病棟で患者様に与薬して、副作用の出現有無の観察をしますが、病棟や訪問看護実務では使わない「治験や研究独特の言葉」として勉強になりました。訪問看護師として成長する良い機会にもなっていると感じています。

訪問看護も治験も、「患者様のメリットになる」という点では同じ

訪問治験する被験者の方は、疾患を有しており、疾患内容や既往歴などをトータルに考え、どういったリスクがあるか自分の中で整理して訪問しました。
私としても初めての経験でしたので、最初の訪問時は自己紹介をして、少し会話をして、関係性の構築から開始しました。
「看護」という視点においては、普段の訪問看護と治験の業務とに大きな変わりはないと思っています。ただ、疾患を有していたり、手術後など大きな出来事を経験した後で治験を受けている方もいますので、症状の観察をしながら、治験で決められたことを被験者の方と話し合いながら、確実に行えるように意識しています。
実際、訪問看護の治験に参加してみて、自宅で治験を受けられることは、被験者にとっても大きなメリットがあると思います。また、今のコロナ禍においては医療機関や研究機関にとっても有用性があると思います。訪問治験は、治験の新しい在り方のスタートであると感じています。

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